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英語が伸びる、タメになる、面白いで一石三鳥の米国ドラマ紹介

  • 執筆者の写真: fletcherjapanstude
    fletcherjapanstude
  • 2018年12月1日
  • 読了時間: 6分

こんにちは、MIBのMです。ボストンは氷点下の気温となる日が増えてきました。12月に入り期末試験が近づくとともに、冬休みも見えてきました。アメリカ大学院の特徴の一つは長い休みです。冬休みで1カ月近く、春休みも10日ほど、夏休みにいたっては4カ月近くもあります。長い休みはとても嬉しいのですが、一方でこの期間英語力をどうやって維持しようかというのが私の悩みの一つでした。インターンをする、サマースクールに参加する、というのも選択肢でしたが、家族がいて子供も小さい中ボストンを離れるのは少々難しく、そこで私が実践したのが、ひたすらある海外ドラマを見るというものでした。そのドラマの視聴が存外に留学での勉強に役立ったので、活用法とともに紹介させて頂きたいと思います。元々は英語力維持、という目的で始めたものですが、夏が明けてみると明らかに英語力が上がっていることを実感できました。(あくまで主観的な実感ですので、外から見てどうかは置いておいてください笑)


そのドラマとは、The West Wing(邦題:ザ・ホワイトハウス)というものです。これは1999年~2006年にかけて放送されたアメリカ大統領とその側近スタッフの日常の奮闘の様子を描いたドラマで、シーズン7まである長編ドラマです。もとは仕事でお付き合いのあった方に国際関係大学院に行くならぜひと勧められた作品で、日本で(後述しますが日本語字幕が付いているものをお勧めします)DVD全シリーズを購入してこちらに持って来ていました。このドラマが存外に勉強教材として良かったのです。というのも、


1.英語が速い

ネイティブの人とこのドラマの話をしても、あのドラマはセリフ回しが早いよねとのことで、容赦ないスピード・テンポで会話が展開されます。ネイティブ特有の音と音がくっついたり一部省略されたりするような発音も日常的に出てきますので、試験の英語は聞き取れるけど、、という一段階上のレベルに英語力を上げたい方にうってつけかと思います。


2.大学院で触れる話題が多い

アメリカ政治を題材にしたドラマのため、外交、安全保障、経済、選挙、民主・共和の対比、アメリカ国内問題(銃、教育、貧困、マイノリティ、宗教など)など、大学院でも扱うような題材に多く触れることができ、文化等の背景理解にとても役立ちます。また、民主党政権のドラマなので、アメリカのリベラル層ってこういうことを考えているのか、という点で非常に参考になりました。リベラルの価値観についてなかなかに情熱的な表現をされることが多いのですが、東海岸のリベラルな学生たちを見てるとあながち大げさでもないと思います。(2016年の大統領選の結果が出た際には、翌日教室で泣いていた学生もいたそうです。)また、銃、教育、マイノリティ問題などを始め、アメリカ国内における問題がこの20年近く変わっていないということもこのドラマを見ていると分かります。大統領選挙などは外から見ているだけだと何が起きてるかよく分かりませんが、ドラマでは選挙キャンペーンの立ち上げから地方行脚、党大会の様子までつぶさに描かれています。また、つい最近、最高裁判事の指名問題が話題になっていましたが、このドラマでも最高裁判事の指名を巡って民主・共和が攻防を繰り広げる場面があり、その意味合いを理解するのにも役立ちました。


3.普通に面白い

このドラマ自体、アメリカの優良テレビ番組に贈られるエミー賞の最優秀作品賞を4年連続で受賞するなど、記録的な人気を誇ったドラマです。とても面白く、シーズン7まである長編ドラマですがあっという間に見終わってしまいました。民主党政権の視点から描かれたドラマで、共和党的価値観は悪として描かれるのが気になる方もいるかもしれませんが、それを差し引いても面白く見れると思います。ドラマに出てくるスピーチは実際に大統領のスピーチライターを務めていた方が監修していることもあり、ドラマの一つの見せ場です。個人的にはシーズン4まで登場している広報部次長サム・シーボーンの書いた演説がなかなか感動します。他の登場人物も皆個性が立っていて、それぞれのエピソードで主役級の活躍を見せます。なお、大変人気のドラマだったため、今でも選挙キャンペーンになると俳優陣が民主党の応援に駆り出されたりしているようです。


ということでただのドラマの宣伝のようになってきましたが(笑)、いよいよ勉強法に移りたいと思います。私はシーズン7まで一通り見たあと、気に入った回をピックアップして繰り返し見ることにしました。手順としては、

 1) 字幕なしで見る

 2) 日本語字幕で見る

 3) 英語字幕で見る

 4) 字幕なしで見る

 5) 気が向いたらもう一回字幕なしで見る

というものです。なので気に入ったものに関しては一話につき5~6回見ていることになります。これをやるとさすがにセリフも覚えてきて、終盤は先にセリフが頭に浮かんでくる場面もあります。また英語字幕を見ていて、ここは字幕が省略されているなとか、実際と字幕の違いに気づけるようになってくると成長を実感できて嬉しいです。夏休み中で10話分くらいについてこの繰り返しをやりました。


そんなこんなで4カ月ほど上記の勉強法を続けました。元々は一年でついた英語力を夏の間維持できるといいなと思っていた程度だったのが、新学期が始まってみると明らかに英語力が向上していることに気づきました。今まで聞き取りづらいと思っていたアメリカ人の友人の英語も聞き取れますし、話す方も心なしかスムーズです。教授含め複数の友人になんか英語使うのcomfortableになった?などと言われたりもしました。結果的に英語で自分の中で一つの壁を破ることができた気がします。これなら日本に帰ってからもできますし、何より安上がりですね。


英語力向上となったとき、必ずしも英会話などが最適解ではないと思います。英会話は相手も自分に合わせてくれますし、手持ちの表現で話すことは上手くなっても、なかなか幅を広げるのは難しいかもしれません。同じことを繰り返すというのは修業みたいで大変ですが、自分の好きな題材を使えば比較的楽しくできます。ちなみに、ドラマのセリフだと速すぎるという方は、日本のアニメの英語版などいいかもしれません。ドラマよりも明瞭に、ゆっくり発音してくれるのでいいです。ストーリーが分かっているアニメだとより勉強しやすいですね。セリフが多いアニメを探すと良いと思います。皆さんも、好きなドラマ・アニメを見つけて試してみてはいかがでしょうか。


ちなみに私はあと半年で帰国なので、帰ったらHouse of Cards(邦題:ハウスオブカード)でまた同じ勉強法をやってみようと思っています。このドラマも大統領モノですが、こちらはホワイトハウス内の権謀術数をテーマにした、ザ・ホワイトハウスとは真逆と言っても良いストーリーのようです。原作者はマイケルドブスというサッチャーの首席補佐官を務めた方で、なんとフレッチャーの卒業生です!


(The West Wing 登場人物たち:NBCより)

 
 
 

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