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「なぜ、フレッチャースクールなのか?」

こんにちは、MALD2年のNellです。

引き続き、単身赴任で、寂しい米国生活をしております。


今回は、「なぜ、フレッチャースクールなのか?」について、書きたいと思います。


米国大学院では12月ごろを願書の提出期限に設定しているところが多い気がします。

フレッチャースクールは、プログラムによってバラバラですが、1月中旬に締切をしているものがあるように思います。詳しくは、公式HPを参照してください。

今年受験する方は、すでに出願済みの方もいるのかなと思います。

来年受験する方はGREやTOEFLを受験しているところで、まだ受験校を決めるといった現状ではないかもしれません。


出願前の私を思い返すと、、、今から2年前の8月に受験することを知り、願書ってどう出すの?願書提出期限は?、えっ?4ヶ月後に願書締め切りじゃないかよ!英語の試験もこれから受験するんだけど!そもそもどんな大学院があるんだよ!!と、混乱していたと記憶しております。

さて、私がフレッチャースクールを選んだ理由は割愛して、「なぜ、フレッチャースクールなのか?」を掘り下げたいと思います。


私がキャップストーン担当教授とフレッチャースクールの近年の変化や、あるべき姿について話した時のことを紹介します。

彼が「Fletcher should think outside the box, and beyond the boundaries. 」と話してくれました。


彼が言いたいことを、私になりに考えてみました。

ボストンには、国際関係論や公共政策を研究する有名大学院が多く所在しています。

公共政策や国際関係論を考える時に、”国内や組織内部”のことに目を向けることは彼らに任せ、フレッチャーはひたすら”Box”の外を考えてべきというのが彼の考えのようです。


国内問題に取り組むことは、当然大変な課題です。民主主義国家では、しばしば国際問題よりも国内問題に力を割くことを希望している国民がいることも事実ですし、それに応えることは政治的に大切なことです。一方で、国際的な課題への取り組みは、国内問題のそれらと比べて、成果が出るまでに時間がかかり、ときにはお金にならなかったり、それらの成果が見えずらい、そもそも国益にならないということもあるかもしれません。


それだからこそ、国内のしがらみや諸課題は専門の大学院に任せ、フレッチャースクールは地球にとって、世界にとっての「あるべき姿」を探究し、追求する大学院を目指すべきなのでしょう。



1933年、アメリカ合衆国最初の国際関係論を専門に学ぶ大学院として、バーバード大学とタフツ大学の協力によって、そしてハーバード大学内ではなくタフツ大学の中にフレッチャー法律外交大学院は誕生しました。

国内と国際との間にある壁の内側を考えるのか、外側を考えるのか。

フレッチャースクールは、もしかしたら後者を目的にして設立されたのかもしれません。


90年前、フレッチャースクールが目指したものは何だったのか、

90周年を迎えているフレッチャースクールは、新年1月5日(金)に東京でイベントを開催します。

ご都合が良ければ参加してみてください。





次回は、もう一つの大学食堂Dewick-MacPhieを忘れずに紹介します!

それでは、皆様、よいお年を



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